通園バスの車内置き去り対策でわかる「安全への意識」

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通園バス車内置き去りへの対策が義務化されます。

内容は、子どもをバスから降ろす際の点呼確認や安全装置設置の義務づけです。

罰則も設けられる厳しい内容のため、ほとんどの対象施設では対策がされるでしょう。

しかし、現状ではまだ具体的な対策内容は明記されていません。

「明記されていない部分にどう対処するのか」をチェックすることで施設の安全への意識がわかるでしょう。

今回は、対策で考える「安全への意識」についてお話しします。

 

・保育士や職員の意識改革のみは安全への意識不足

 

通園バスに乗車したり降車したり、子どもの人数に変化があるたびに点呼をすることは「当たり前のこと」ではないでしょうか。

今回の園バス車内置き去りへの対策の義務化の内容でもバスから降ろす際の点呼は義務づけられています。

安全への意識が高ければ、義務化をきっかけにして今までの点呼の仕方を見直すでしょう。

例えば、保育士が目視で点呼してノートに人数だけを記入していたのならば、それは点呼とはいえません。

なぜならば、点呼とは「一人一人の名前を呼んで全員いるかを確かめること」だからです。

今まで通りにノートに人数を記入するやり方を変えず「しっかりと記入するようにしてください」では安全への意識が不足しているといえるでしょう。

 

・名簿チェックやアプリ利用は「抜け」への危機管理不足

 

通園バス車内置き去りが発生した子ども園では、通園バスの乗降チェックはアプリを使って行っていました。

その日乗車予定の人数は6人でしたが、実際に乗車した人数は5人でした。

アプリには「6人乗車」と入力されていたとのことです。

6人」と入力されたことで、ほとんどの職員は「6人が登園したに違いない」と思い込み、
異変に気がついても自分の勘や感覚で行動することができませんでした。

アプリやシステムは「性能が高い」というイメージがあります。

しかし、アプリを導入したことで安心してしまうようでは危機管理不足です。

どんなに優秀なアプリであっても、それを使う人間が間違った操作をすれば危機は回避できません。

また、アプリやシステムは「人間の勘や間隔よりも正確だ」というイメージがあります。

異変や違和感があっても「アプリがそう言うなら」と思ってせっかくの気づくチャンスを逃してしまうリスクがあります。

アプリやシステムを利用する場合は、アプリならではの「抜け」やリスクを補える手段をプラスするくらいの危機管理が必要です。

 

・新システム導入は安全意識の高さと責任感のあらわれ

 

通園バス車内置き去りへの対策が義務化される以前からしっかりと安全対策を行っている園や施設もあります。

しかし、安全への意識が高い施設は、現状に満足することなく常に最新のシステムに興味を持ち、積極的に導入しています。

安全装置は、通園バスの装飾のように派手さも広報的な役割もありません。

経営面から考えれば、広告宣伝費にお金を回した方が効率的なのかもしれません。

しかし、通園バス車内置き去り事例が繰り返され、これほど大きく取り上げられる中で保護者の見方は変化しています。

派手な装飾がある通園バスよりも車内カメラが搭載された通園バス、明るい笑顔よりも真剣に点呼する表情を求める保護者が増えているのではないでしょうか。

園や施設の本当の価値を高めるためにも「安全」への投資は最優先されるべきでしょう。 

 

・通園バス車内置き去り対策に「SOS-0001

SOS-0001(1)

 通園バス車内置き去り対策には安全装置設置の義務づけが含まれています。

具体的な安全装置の基準については、2022年内に国土交通省が具体的な仕様を定めたガイドラインを策定するとしています。

想定される基準は、

バスのエンジン停止後、一定時間で警告音が鳴り車内後部のボタンを押して音を止める過程で目視確認を促す

取り残された子どもをセンサーで感知するなどの方式

を想定しています。

SOS-0001」は、弊社が開発したバス置き去り防止システムです。

エンジンを停止した60秒後に自動でAIカメラが作動します。

そして置き去りを感知したら、大音量で警告音を鳴らし外部に知らせます。

オプションで車内後部に押しボタンを設置することもできます。

押しボタンは、エンジン停止後にブザーが鳴り(時間設定可能)、運転手が社内後方まで目視確認をしながら歩き、ボタンを押すことで停止します。

SOS-0001」は想定される2つの基準

①「バスのエンジン停止後、一定時間で警告音が鳴り車内後部のボタンを押して音を止める過程で目視確認を促す」

②「取り残された子どもをセンサーで感知するなどの方式」

を網羅するだけでなく、電流センサーや温度センサーの設置など安全性にも配慮されています。

 

・おわりに

幼い子どもを預かる施設は、安全への意識がなによりも優先されるべきです。

保育士や職員は「預かったままの体でお返しする」という意識をもって日々の業務を行っています。

通園バス車内置き去り対策は、安全対策の一部ではありますが、子どもの命に影響する大切な対策です。

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