※2023年8月1日より各商品の品番が変わります

【人間のみを検知!】昨今のフォークリフトにおける事故増加にも対策バッチリなAIカメラ

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皆さんこんにちは。
先日もお話させて頂きましたが、この度フォークリフトに対応したAI搭載の全方位カメラの販売が決定しました。
正式な発売日は未定ですが、数か月以内にリリース予定です。

本カメラは動体検知機能で、人が視界に入った際にブザーとパトライトでドライバーに知らせることができます。

なぜ、今回またフォークリフトに関するコラムを執筆したかと言いますと、
昨今フォークリフト起因の事故が増加してきており、
また、トラック情報者様の「物流新時代」にて、フォーク事故の記事が掲載されていたというところで、
AIカメラとピッタリな話題であったためです。

では、いってみましょう。

フォークリフトとは

まず初めにフォークリフトとは、工場や物流倉庫、港湾や貨物のターミナルなど、多種多様な場面で利用されている動力付き荷役自動車のことで、
その特徴としては車体前方につめ(フォーク)を備えており、「つめ」を使って荷物の下部やパレットに差し込んだりし、重い荷物をも簡単に運搬する事ができます。

倉庫内でお仕事をされた事がある方なら馴染みのある車両かと思います。

そんな、多種多様な現場で用いられている馴染みの車両だからこそ、それに応じて事故の数も比例して多くなり、毎年多くの事故が発生しております。
フォークリフトが原因で実際に発生した事故件数を見てみましょう。

フォークリフト起因の死亡事故発生件数

フォークリフトの使用に関しては、基本的には私有地のため、事故なんて発生しないだろうと思われがちですが、
例えば運輸交通業において、令和2年に発生した死亡事故計90件のうち、
なんと約6割を占める52件の事故がフォークリフトなどの動力運搬機が原因で発生しております。

(出典:厚生労働省 令和2年業種別起因物(中)別死亡災害発生状況

この数字は過半数を占めており、従業員・スタッフの安全性を顧みると、決して看過できる数字では無いと思います。

また、厚生労働省発表の「労働災害発生状況」によると、昨年1月から9月までのフォークリフトが起因での死傷事故発生件数は、
前年比で3.6%増の1355件だったそうです。

「Amazon」や「楽天市場」などに代表されるECサイト関連の荷物取り扱い量が増加していることが一因としてあるようです。

次に、フォークリフトの代表的な事故原因について、いくつかご紹介します。

フォークリフトによる事故事例

フォークリフトの事故を防ぐには、各人の安全意識が大前提となります。
運転手の安全運転はもちろんですが、周囲の人間も同様に、フォークリフトの存在については常に気にかける必要があります。
とはいえ、人間ですので、注意力が散漫することによる一瞬の気の緩みから事故が発生してしまっているのも事実です。
そこで、実際によく発生する事故事例を把握しておくで、安全意識をすべきポイントがわかりますので、ある程度事故の可能性を予測した動きができ、
事故防止につなげることができるかと思います。

ここでは、フォークリフトによる主な事故事例を4つご紹介します。
因みに下記の事例だけでも事故の7割以上を占めるそうです。

(出典:厚生労働省 職場のあんぜんサイト 労働災害事例)

①転落事故

高所等でのフォークリフトでの作業中に、安全確認を怠ったり、安全確認を図れなかったために、フォークリフトもろとも落下してしまうという事故です。

②挟まれ事故

フォークリフトを使った作業中に、運転手または周辺の作業員が周囲の状況確認を怠ったことで他の作業員を挟んでしまったり、
壁や棚とフォークリフトの間に作業員が挟まれたりという事故です。

③横転による事故

傾斜地でフォークリフトが転倒し、運転手がフォークリフトの柱と床面との間に挟まれてしまい下敷きとなってしまったという事故です。

④衝突事故

フォークリフトをバックで走行している際に、積んでいた荷物に集中しており、後方確認を徹底していなかったことで、別の作業員を轢いてしまったという事故です。

フォークリフトによる事故を減らすには…

フォークリフトの事故を減らす対策としてできることと言えば、主に下記になります。

日常的なフォークリフトの整備・点検

メンテナンスや整備を放置することで、故障する原因になるだけでなく、ボタン動作の挙動の精度が下がってしまう事があります。
定期的なメンテナンスを実施しましょう。

安全意識の徹底

ハンドル操作やレバー操作のミスや、正しい乗り方の方法などを徹底しないと思わぬ事故に巻き込まれる可能性があります。
日常的に乗り方講習を実施することなどで、運転手の安全意識の徹底を図りましょう。

コミュニケーションの徹底

「そこに人はいないだろう。」という思い込みが思わぬ事故を引き起こす可能性があります。
確実に人はいなくとも、指差し、声出しを習慣化する事で、未然に防げる事故もたくさんあります。
指差し、声出しなど、コミュニケーションの徹底を実践しましょう。

安全装置の導入

人間の目や耳だけではどうしても検知できない事もあるかと思います。
そんな時に役立つのがバックカメラやバックセンサー等の安全装置の存在です。
安全装置を導入することで、死角なども見えるようになり、防げる事故が増えます。

上記を徹底する事で、防げる事故はかなり多くなるでしょう。

因みにですが、労働安全衛生法や労働安全衛生規則では、
フォークリフトに危険防止措置を講じるように定めており、
違反した場合は「6か月以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられます。

TCIのフォークAI CAMERA

そこでご紹介したいのが、本年発売予定のTCIのフォークAIカメラです。

TCIのフォークAIカメラの最大の特徴は全方位で動体検知ができるAIが搭載されていることです。

上記のような事故の場合、飛び出してきた人間のみを瞬時に検知し、
ブザーとパトライトでドライバーに知らせることで、1秒でも早くブレーキをかけることができます。

もちろん虫や鳥などにも反応するといった誤作動もありません。

そうすることで、事故を防いだり、事故の被害を少なくすることができます。

また全方位ということで、バックの際や急な横からの飛び出しにも対応できるため、
安全装置としてかなりの効果を発揮することかと思います。

センサーに関して、周りの作業員の方がICタグを装着する必要もありません。

ちなみに動体までの検知可能距離は、0.5メートル~10メートル(12/23時点)です。

まとめ

今回は、工場や倉庫などで効果を発揮するTCIのフォークAIカメラについてご紹介しました。

フォークリフトは人力では運べない荷物などを簡単に運搬できるという利便性を備えていると同時に、
人命を簡単に奪ってしまいかねない危険性もはらんでいます。

そんな危険性を少しでも取り除けるよう、フォークAIカメラがお役に立てれば幸いです。

製品ページに関しましては、制作中ですので少々お待ちください。

不明点・お問い合わせ等は【こちら】からお願い致します。

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